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(ビジネスワイヤ) — ロンドン大学がん研究所(ICR)とDRIキャピタル(DRI)は本日、DRIが運営するプライベートエクイティファンドのドラッグ・ロイヤルティーIIIが、ザイティガ(アビラテロン)の販売に伴うICRのロイヤルティー権の一部を、非公表の金額で買収したと発表しました。またICRは一定の条件が満たされればマイルストーン支払いを受ける権利があります。ザイティガはプレドニゾンとの併用で、末期転移性前立腺がんの男性患者を治療するための処方薬です。ザイティガはジョンソン・エンド・ジョンソンが世界規模で販売しており、同社は2015年のザイティガの世界売上高として22億米ドルを計上しています。
ICRで実施され、キャンサー・リサーチUKが資金の一部を提供した先駆的な研究と、それに続いてのBTG plcとジョンソン・エンド・ジョンソンによるさらなる開発が実を結び、ザイティガは転移性去勢抵抗性前立腺がんの治療を目的としたファーストインクラスの第2世代アンドロゲン枯渇薬として承認されました。ロンドン大学がん研究所のチーフエグゼクティブを務めるポール・ワークマン教授は、「ICRは世界で最も影響力があるがん研究組織の1つとして知られています。この契約はICRにとって、アビラテロンの発見を通じてこの先数年にわたって期待されるロイヤルティーを事前に利用するための効果的な手段となるもので、当研究所は資金を研究と施設に投じることができます。また当研究所は、この大きな収益源に伴うリスクの水準を引き下げ、当研究所の財務計画への信頼を高めるという恩恵も得られます」と述べています。
DRIのマネジングディレクターであるクレイグ・シェパードは、次のように述べています。「当社ファンドのドラッグ・ロイヤルティーIIIは独自の構造により、画期的な前立腺がん治療薬ザイティガの米国外での販売に伴うICRのロイヤルティー権の一部を買収しました。DRIは学界の製薬ロイヤルティー受領者と創造的に仕事することにかけてのグローバルリーダーであり、ICRのチームとの今回の重要な取引はその立場を強化するものです。この取引による利益をICRが利用して、がん研究における新しいイノベーションの資金として役立つと知り、満足しています。」
DRIキャピタルについて
DRIはヘルスケアロイヤルティー投資の先駆的な世界的リーダー企業であり、世界各地の大規模なグローバル製薬企業、バイオテクノロジー企業、大学、研究機関、学術病院、個人発明家と60件以上の取引を完了しています。1992年にドラッグ・ロイヤルティー・コーポレーションとして創業されたDRIは現在、3つ目のファンドであるドラッグ・ロイヤルティーIIIに投資していますが、機関投資家のグローバルプールによるエクイティコミットメントは14億5000万米ドルとなっています。ドラッグ・ロイヤルティーIIIを立ち上げる以前には、2010年のドラッグ・ロイヤルティーIIで9億2600万米ドル(ドラッグ・ロイヤルティーIIのエクイティで7億100万米ドル、ドラッグ・ロイヤルティーII共同投資ファンドのエクイティで2億2500万ドル)の資本コミットメント、2006年のドラッグ・ロイヤルティーIで8億米ドル(エクイティで2億4000万米ドル、デットで5億6000万米ドル)の確保に成功しています。トロントに本社を置くDRIは、多様な専門分野のライフサイエンス業界における専門的造詣を有した投資専門家30人が集まり、一致結束したチームを形成しています。DRIの詳細情報についてはwww.dricapital.comをご覧いただくか、マネジングディレクターのM・クレイグ・シェパード(cs@dricapital.com; 416.324.5716)までご連絡ください。
ロンドン大学がん研究所について
がん研究所(ICR)は世界で最も影響力のあるがん研究組織の1つです。
ICRは傑出した業績を誇り、その歴史は100年以上前にさかのぼります。ICRは、DNA損傷ががんの基本的な原因であることに関して初の説得力ある証拠を提示し、がんが遺伝子疾患であるという、現在では万人に受け入れられている見解の基礎を築きました。ICRは現在、がん関連遺伝子の単離と、がん個別化治療のための新しい標的治療薬の発見で、世界的リーダーとなっています。
ICRはザ・ロイヤル・マースデン病院との独自の提携と「基礎研究から臨床応用まで」(bench-to-bedside)のアプローチを通じ、他の研究機関では不可能な形で成果を創出・提供することができます。両組織はいずれも世界のがんセンターのトップ4に位置づけられています。
ICRはロンドン大学のカレッジとして、世界的に名声のある大学院の高等教育を提供しています。ICRはチャリティーステータスを持ち、提携組織、慈善団体、一般市民からの支援に依拠しています。
ICRの使命はがんに打ち勝つための発見をすることです。
詳細情報についてはhttp://www.icr.ac.ukをご覧ください。
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