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ボストン

(ビジネスワイヤ) — 米国マサチューセッツ州ボストンに本社を置く臨床ステージの総合医薬品研究開発会社 Boston Strategics Corporation(BSC)は、テキサス州立大学・MDアンダーソンがんセンター(MDアンダーソン)とリスクシェア契約を締結し、急性骨髄性白血病(AML)を含む進行血液がんの患者さんを対象としたE6201の第1/2a相臨床試験を同がんセンターで実施すると発表しました。

E6201は、FLT3/MEK の二重キナーゼ阻害剤で、BSCがエーザイ株式会社(エーザイ)から独占的開発販売権(がん、ワールドワイド)を取得した新規制がん剤候補化合物です。BSCはMDアンダーソンと協働し、アンメットニーズの高い(新たな治療法が求められる)FLT3 変異型急性骨髄性白血病(AML)患者さんを対象に臨床有効性実証(PoC)試験を実施します。

このリスクシェア契約に基づいて、BSC は投与薬供給、臨床試験実施管理、安全性モニタリングおよび臨床データマネジメント等を提供する一方、MDアンダーソンは自らのリソースを使って臨床試験を実施します。BSCとMDアンダーソンは、新しい治療法を待ち望む進行性血液がん患者さんへのアンメットニーズに応えるという志を共有し、困難な新薬開発の道を共に歩みます。

このMD アンダーソンとの新たなコラボレーションは、患者さんのヘルスケアを大幅に改善する可能性を有する新薬候補の開発のためにBSCが提唱してきた「“真の”オープンイノベーション」を実現するためのさらなる一歩となるものです。このようなBSCのアプローチは、MD アンダーソンのようなイノベーティブな臨床アカデミックセンターが、より積極的に臨床開発のリスクを共有し、より良い試験結果を共に生み出していく中で、より広範囲に臨床開発プロセスに関っていく機会を提供するものです。「“真の”オープンイノベーション」の柔軟性や協力的なやり方は、MD アンダーソンのようながんセンターを、BSCやBSCの他のグローバルネットワークメンバーと共にプロジェクトを推進する起業家精神に富むパートナーとならしめるものです。

「患者さんのことを第一に考え、サイエンスに基づき、常に新しいことを探求して行くことが大事だと思う価値観を共有しながら、がん治療において世界的なリーダー的存在であるMD アンダーソンとこのような新しい形で一緒に医薬品開発ができることは大変エキサイティングで歓ばしいことです。」とボストン・ストラテジクス社の最高経営責任者である古屋圭三博士は語ります。「急性骨髄性白血病の患者さんに有効な新しい治療法を届けるために、日本のグローバル製薬会社であるエーザイとの斬新なライセンスによるコラボレーションに加えて、MDアンダーソンがんセンターのような世界的最高峰の臨床組織と画期的な形で協働できることは、BSCが提唱する「“真の”オープンイノベーション」という新しいコンセプトを実現するための歴史的なマイルストーンとも言えます。すべては、新薬を待ち望む患者さんのためです。」

「私たちの使命は、新薬を患者さんに届けることです。有望な新薬候補でありながら、不幸にも臨床開発がうまく進められない化合物もあります。これらの新薬の卵のポテンシャルを最大限に引き出して患者さんに届けるために、がんのコミュニティーと連携し、BSCとの斬新な協働を可能にするための画期的かつ独創的なアライアンスを考案することを決意しました。」と語るのは、MDアンダーソンのビジネスデベロップメント副社長のフェラン・プラット博士です。

Boston Strategics Corporation(BSC)について:

BSC は2012年創設の米国ボストンに本社を置く総合的かつ戦略的医薬品研究開発会社です。BSC のミッションは、「“True” Open Innovation™プラットフォームを使って医薬品開発のパラダイムを変革することで患者さんのヘルスケアの改善に努め続けること」です。グローバル医薬品開発プログラムを後期探索研究段階からトランスレーショナル研究、Phase 1(First in Man)・臨床有効性実証(PoC)試験までを、総合的かつ戦略的に開発、管理、最適化する経験を有します。

“True” Open Innovation™について:

「真の」オープンイノベーションは、既存インフラに依らず、各分野の主要な専門知識を外部から導入することで内部インフラに起因する限界を突破するための画期的ビジネス・コンセプトです。医薬品開発のように非常に専門性の高い産業では、大きな内部組織やチームの専門的能力の限界が致命的となります。「真の」オープンイノベーションは、大きな組織への依存を減らし、個々のプログラムの特性に応じて重要な医薬品開発の専門的能力を外部から導入することで、このような限界を乗り越えようとするものです。

テキサス州立大学 MD アンダーソンがんセンター(MDACC)について:

MDACC は、1941年創設の世界最大級のがんセンターで、2013 年には約 12 万人のがん患者に最新の治療を提供し、そのうち約 7600人が臨床試験に参加しました。2013 年7月、BSC は同センターと戦略的アライアンス契約を締結し、強力ながん臨床開発能力を確立しました。

CONTACT

Boston Strategics Corporation
Nana Law, MBA
+1-781-761-0123
(office)
Contact@BostonStrategics.com
(email)
http://www.BostonStrategics.com
(website)


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